3 父親・母親・先生から見た幼児の様子と親や先生の関わり
D 表現に関して
父親・母親・先生から見た幼児の様子
 『ややあてはまる』までを見ると,表現に関するほとんどの項目において,父親・母親・先生ともに9割以上が『子どもは自分を表現することが好き』と感じています。
 『あてはまる』だけを見たときに,『音楽に関する表現』や『様々な素材での遊び』については先生も両親と同じような評価をしていますが,『自分なりの表現で人に伝える』『はさみやのりを使って』『絵を描く』『ごっこ遊び』では先生の方が親よりも評価が低いという結果が見られます。保育園や幼稚園では具体的な目標を持った取り組みが行われているのに対し,家庭では自由に表現活動をしているといった違いがあるのかも知れません。
父親・母親の子どもに対する関わり

 『ややあてはまる』までを見ると7〜8割の親が子どもに様々な体験をさせていこうとしています。しかし,幼児の様子と比較して,『道具を使わせようとしている』『砂・水・泥遊びの経験を大切にしている』という親の割合はやや低いように感じます。子どもの成長には様々な体験が重要となりますが,安全面や衛生面から親としては子どもの興味になかなか応えられないということがあるのではないでしょうか。
 ほとんどの親が,わが子の良いところは認めほめるように心がけています。しかし,『あてはまる』だけを見た場合は約6割であることから,ほめて伸ばそうと心がけてはいるものの,日常の生活の中でうまくほめることの難しさも感じます。

先生が指導時に重点的に取り組んでいること (複数回答  単位:人)
 3歳児では生活の中での様々な体験や音楽に親しむことが特に重視されていますが,4・5歳児ではどの項目も大きな差がなく,様々な表現活動を大切にして取り組んでいる様子がうかがえます。また,5歳児になると伝え合う楽しさを味わったり,イメージを豊かにする力も大切にされます。
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