(3) きれいな水を手賀沼に取り込む取り組み


☆ 「 伝えよう 手賀沼を 」 第2集 42〜43ページより

               ・ 北千葉導水事業
               ・ 北千葉導水路の3つの役割
               ・ 手賀沼の水質変化


☆ 「 北千葉導水路ってなあに? 」  小中学生にわかりやすく解説した資料です。

  ・ パンフレット表紙
    北千葉導水路ってなあに?
  ・ 利根川のあらまし
  ・ 北千葉導水路の主な施設   ・ 北千葉導水路の役割 1
     家や田畑が大雨などで水につかるのをふせぎます
  ・ 北千葉導水路の役割 2
     くらしに必要な水を供給します
  ・ 北千葉導水路の役割 3
     手賀沼などの水をきれいにします
  ・ 手賀沼をきれいにするための
       さまざまなとりくみ
  
  ・ 水をしらべる
     きれいな水ってどんな水?
  ・ くわしく水をしらべる
     水の性質をあらわすことば DO,COD,BOD
  ・ 水をしらべる方法
     水質は、どうやってしらべるの?
  ・ 手賀沼に行って生き物を
    観察してみよう 
手賀沼にすむ生き物たち
  ・ むかしの手賀沼でのくらしと自然
  ・ 北千葉導水 
     ビジターセンターに行こう
  ・ 

☆ 「 北千葉導水路のご紹介 」
  ・ 利根川のプロフィール   ・ 北千葉導水路の背景
  ・ 北千葉導水路の役割   ・ 北千葉導水路の運用方針  
  ・ 事業位置図と主要施設   ・ 施設の概要
  ・ 手賀川・坂川流域の背景とその効果   ・ 水の有効利用 1,2,3、
  ・ 水環境の改善・整備効果   ・ 施設における対策
  ・ 導水路の環境整備   ・ 北千葉導水路における管理
☆ 「 北千葉導水 ビジターセンター 」  の案内


☆ 「 伝えよう 手賀沼を 」 第2集 42〜43ページより


       北千葉導水事業       資料提供 国土交通省 北千葉導水路管理支所

 「導水路」とは、 「水をみちびくみち」のことを言います。北千葉導水路は、利根川下流部(利根川河口から75.5km地点)と江戸川(江戸川河口から24.3km地点)を結ぶ水の路(みち)です。昭和49年から着手し、平成12年に運転を始めました。総工費2,900億円の国の事業です。

        (下の地図で ← → が水の流れを示しています。)


 利根川近くの北千葉第1機場(きじょう)では、利根川から最大40m3/s(一秒あたり40m3)の水を揚水(ようすい・水をくみ上げ)し、第2機場へ水を送り出します。また洪水時は、利根川へ最大80m3/sの内水排除(ないすいはいじょ・水をくみ出す)を行います。柏市戸張にある北千葉第2機場からは、手賀沼へ最大10m3/sの浄化用水を注入するとともに、江戸川へ最大30m3/sの水を送ります。松戸にある北千葉第3機場は、洪水時に江戸川へ最大100m3/sの内水排除を行います。

 (※学校のプールの水の量は約300m3ですから、10m3/sの水量だと、 30秒で
    プールが満水になります。)



        北千葉導水路の3つの役割


  @ 内水排除・・・浸水被害から街を守ります

 手賀沼流域や松戸市では、田畑や森林が減少し宅地やコンクリートでおおわれたため、流域の貯水機能(ちょすいきのう)が低下しました。そのため大雨が降ると雨水は一気に川や手賀沼に流れ込み、氾濫して(都市型洪水、こうずい)人々を困らせました。手賀川や坂川の水があふれる前に機場のポンプを使って利根川・江戸川に排水します。

 台風などで利根川・江戸川の水位が上がると水門を閉めなければなりません。この時も、ポンプで坂川・手賀川の水を排水して市民を洪水被害から守ります。

  A 都市用水の供給
 
   ・・・人々のくらしに必要な水を確保します。

 首都圏(しゅとけん・東京のまわり)に住む人々が増え、大量に水を使用する生活スタイルの変化により、水を使う量が増えてきました。首都圏の人口と一人あたりの水使用量は年々増えています。 

 この用水を都市用水と言い、生活のために必要な水を確保します。雨が降らないために江戸川の水が足りなくなった時に、導水路を通して最大30m3/sの水を利根川から運びます。平成13年の夏の水が不足した時には512万m3の水を江戸川に送り都市用水に使われました。

  B 水質浄化

   ・・・手賀沼等の水をきれいにします

手賀沼等をきれいにするために利根川の水を流山市駒木で大堀川に、柏市戸張で手賀沼に流し入れています。その水量は、手賀沼全域に1日に流れ込んでいた水量(36万m3)よりも多くなりました。

  平成12年度 約  8,700万m3 (手賀沼約16杯分)
  平成13年度 約 14,000万m3 (手賀沼約25杯分)
  平成14年度 約 18,100万m3 (手賀沼約32杯分)

 手賀沼の汚れた水が利根川に流れ出さないよう、手賀川浄化施設で3m3/sの水を浄化しています。

   手賀沼の水質の変化

 平成12年度から本格運転を始めて、手賀沼のCOD値は、過去の平均値に(平成7年度〜10年度)に比べ、約5〜10mg/g (1g あたり5〜10mg)程度改善され、ほぼ昭和40年代半ばの水質にまで回復しました。平成13年度には汚れた湖沼ワースト1から抜け出す程水質が良くなり、平成14年度は環境基準(かんきょうきじゅん)の5mg/gを下回る月もありました。

 平成13年の夏の関東地方は雨が少なく、都市用水として江戸川に水を送るため、7・8月は手賀沼に水を流し込めなくなりました。沼のCODが急に上がり、アオコも発生しました。


    「伝えよう手賀沼を」第2集の発行は平成16年3月ですので、各種のデータは毎年変わっています。
     新しいデータにリンクできるところにはリンクをつけてあります

     

  リンク先  「手賀沼の水環境」       http://www.teganuma.jp/gaiyou/index.htm
         「北千葉導水路運転状況」   http://www.ktr.mlit.go.jp/tonege/kitachiba/sokuho/index.htm
         「千葉県手賀沼親水広場」   http://www.ckz.jp/shinsui/index.html
         「手賀沼水循環回復行動計画」
                  http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/e_suiho/8_kosyo/8_junkan/mokuji.html


☆ 「 北千葉導水路ってなあに? 」


        国土交通省関東地方整備局・利根川下流工事事務所・江戸川工事事務所作成の
        パンフレットを了解を得て掲載したものです。 


パンフレット表紙
利根川のあらまし
さまざまな施設 北千葉導水路の役割 1
北千葉導水路の役割 2 北千葉導水路の役割 3
手賀沼をきれいにするためのさまざまなとりくみ 水をしらべる                   
くわしく水をしらべる                    水をしらべる方法                   
手賀沼に行って生き物を観察してみよう        むかしの手賀沼でのくらしと自然          
北千葉導水 ビジターセンターに行こう



☆ 「 北千葉導水路のご紹介 」

        国土交通省関東地方整備局・利根川下流工事事務所・江戸川工事事務所作成の
        パンフレットを了解を得て掲載したものです。 

利根川のプロフィール



北千葉導水路の背景


北千葉導水路の役割


北千葉導水路の運用方針


事業位置図と主要施設



施設概要



手賀川流域の背景とその効果



手賀川流域の整備効果


坂川流域


坂川流域の整備効果

水の有効利用


水の有効利用 2

水の有効利用 3

水の有効利用 整備効果


水環境の改善


水環境の改善 整備効果


施設における対策


施設位置図


導水路の環境整備


北千葉導水路 ビジターセンター



北千葉導水路における管理


北千葉導水路における管理 2




 ☆ 「 北千葉導水 ビジターセンター 」  の案内